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三連休中日の今日、三軒茶屋キャロットタワー3Fの生活工房ギャラリーで開催中の「世田谷区を"はかる"プロジェクト」に行ってきた。今日は主催者によるトークイベントもあり、スペース的には小さなギャラリーだが賑わっていた。

 http://www.setagaya-ldc.net/program/394/

 昨年末から今年1月にかけて、4回に分けて行なった「世田谷区一周区境ウォーク」(2017年11月2日のブログ参照)に、このプロジェクト主催者の一人である川上恭輔さんが参加して下さったご縁で行ってきたのだが、実際に歩いて体験したことが、数値的にビジュアル化されていて面白かった。



私たちはそれまで、川上さん達とも面識はなく、「はかる」プロジェクトのことも全然知らなかったので、メールで区境ウォークの申し込みを受けたスタッフが、「はかる」プロジェクトを「はるか」プロジェクトとうっかり読み間違え、「はるかプロジェクトって何だ? はるかっていう名前のアイドルのファンクラブか何か? なんか怪しげだなぁ~」などと言いながら、当日初めてお会いして、建築設計などにたずさわる若いアーティストたちが行っている「"はかる"ことから街の良さに触れるきっかけを作り、街を再発見するプロジェクト」なのだと知り、おおいに共鳴したのだった。

写真でスペースの真中に帯状に下がっているのは、世田谷区と隣接する市・区のそれぞれを町ごとに両端に記したもので、長い境界を持つ町ほど、大きな文字で町の名前が書いてある。世田谷区側は一つの町が長い境界を持っているのに向こう側の町はいくつもの町が並んで境界となっている所もあれば、その逆、あるいは両方とも同じような町割りになっている所など、文字の大きさで一目瞭然。
世田谷区上北沢と杉並区上高井戸は共に長い境界線を共有している所で、これは北西に伸びる形で開発された北沢用水に沿って、世田谷区が杉並区の間に嘴のように入り込んでいることから、複雑に曲がりくねった境界が出来、総距離が長くなったものである。

同じような境界は世田谷区の東側にもあり、本来、世田谷区と大田区の境界である所に、目黒区緑が丘がクサビのように細長く入り込んでいる。これは呑川流域が細長く目黒区となっているためだ。
 
このプロジェクトでは、夏休みに小学生を対象として、実際に自分たちの歩数などで距離を測り地図を作成してみるワークショップもやっているそうだ。"はかる"ことで発見した様々な現象について、さらにその理由を考察したり歴史的経緯を調べるなど、子供たちにとっても大変貴重な体験になるだろうと思った。
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世田谷区を「はかる」

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