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ついこの前3月の青翔会を見た気がするのに、もう3か月もたってしまった。
というか、昨年の東海道歩きで、「杜若」の舞台、三河八橋の知立の杜若を目の当たりにしてからもう一年とは!

 

舞囃子「清経」【喜多】 佐藤寛泰

 
「世の中の憂さには神もなきものを何祈るらん心づくしに」
「さて修羅道に遠近の・・・げにも心は清経が仏果を得しこそありがたけれ」


舞囃子「野守」【宝生】 武田伊佐
 
両手に扇を持っての舞だが、テキストを見ると開いた方の扇は鬼神の持つ鏡らしい。
「ありがたや天地を動かし鬼神を感せしめ、土砂山河草木も一仏成道の法味に引かれて鬼神に横道曇りなく、野守の鏡は現はれたり」


女性のシテ。宝生流の武田家・・・友志・文志ご兄弟と子方章志くんの観世流の武田家とは全然
別なのか、親戚筋なのか? 検索してみたがよくわからない。青翔会のプログラムが前よりも薄くなり(サイズは一回り大きくなったのだが)前ほど出演者情報が詳しく記載されてないのが残念だ。囃子方にも女性メンバー(小鼓の大村華由さん)。

舞囃子「鵜飼」【金春】 政木哲司
 
「法華の御法の済け舟 篝火も浮かぶ気色かな 迷ひの多き浮き雲も 実相の嵐荒く吹いて 千里が外も雲晴れて 真如の月や出でぬらん」

シテと囃子方は男性だが、地謡がすべて女性であったことに後でチラシを見て初めて気づいた。最近は地謡に女性が混じっていることじたいは全然めずらしくないが、全員というのはあまりないのでは?でもかなり囃子が賑やかな部分ということもあり、声のトーンが高いとか、全然気づかなかった。
 
狂言「鐘の音」【和泉】 シテ(太郎冠者):上杉啓太  アド(主人):能村晶人
 

能「杜若」【観世】 シテ(杜若の精):角幸二郎   ワキ(旅僧):矢野昌平

知立・無量寿寺
 
 
 
「からごろも・・・」の歌碑と在原業平像

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国立能楽堂 青翔会6月

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