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国立能楽堂には能楽師の研修所があり、研修発表会である年三回の「青翔会」と研修を修了した若手能楽師が東京・京都・大阪で行う「若手能」がある。いずれも格安のお値段で各流の能が見られる上、番組も初心者用に詳しい解説と、何より出演者全員の詳しいプロフィールが掲載されているので、親子関係・師弟関係もよくわかり、私的には、はずせないイベントとなっている。
とくに今回は「吉野静」なので、とても楽しみだった。四年ほど前の春に吉野の千本桜を見に行き、佐藤忠信の旧蹟も目にしていたので、ようやくこの作品を見る事ができてとても良かった。
「吉野静」【宝生】 シテ(静):和久荘太郎 ワキ(佐藤忠信):御厨誠吾
アイ(衆徒たち):中村修一・内藤連
凛太郎くんのパパ荘太郎氏のシテである。水道橋ではおなじみだが、今日は千駄ヶ谷の国立能楽堂。国立能楽堂は、いろいろな流派が見られるのがよい。(といってもこちとら初心者には、ほとんど流派による違いとかわからないのだけれども)
「須磨源氏」【観世】 シテ(樵の老翁/光源氏):松山隆之
ワキ(日向の神官藤原興範):村瀬慧 アイ(里人):竹山悠樹
光源氏ゆかりの若木桜のある須磨寺は、清盛ブログの神戸ツアーで訪れた熊谷直実敦盛一騎打ち像のあるところ。一昨年2月の華曄会の時、大雪で後半のみになってしまったものが全曲見られた。光源氏ものだが、女性は登場せず光源氏が一人注目を集める作品で切能にカテゴライズされるそうだ。現在ものでもないので、四番目にはならないのだろう。
狂言「文蔵」【和泉】 シテ(主人):高野和憲 アド(太郎冠者):内藤連
内藤連さんは、吉野静の衆徒についでの大活躍。
この狂言では、シテは主のほうで、太郎冠者が助演。シテの源平盛衰記「石橋山合戦」の一人語りが眼目だそうだが、狂言の方々は、お能の間狂言でも、長々と一人で語るのが普通だから、これくらい何でもなさそうに見える。
タイトルの「文蔵」は、頼朝の家臣で石橋山合戦で討死をとげた真田与市(真田!?地元では佐奈田と表記されているようだが)の守役の名前だが、太郎冠者が禅寺で供される「温蔵粥」と間違えていたというオチ。PR
「若手能」面白そうですね!
野村万作さんたちは、新潟でもよく公演してくださるので、竹山悠樹さん高野和憲さん中村修一さん内藤連さんらの狂言は何度か観た事があります。
狂言観劇歴は20年近いんですけど、能は去年「花月」を観たのが初めての初心者なので、たまこさまの「お能初心者日記」はとてもお勉強になります。能観劇はまだ二回しか経験がありませんが、面白そうなのがあれば、ぜひ観たいと思っています。
麦わらぼうし 2017/03/10 (Fri.) 21:51 edit